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君の望む死に方
- 2008/09/30(Tue) -
石持浅海の代表作に 『君の望む死に方』 という小説がある。
代表作と言っても、多くの人に知られているというだけで、彼の創作活動における代表作かどうかはわからない。少なくとも僕にとっては、 『君の~』 は彼の作品の中でも好きではない方の部類に入る。

でも、なんとなあくタイトルが印象に残っていたので、今回は拝借します。
内容は石持浅海の小説に関してではありません。

ちなみに、石持浅海はミステリー作家でありながら、所謂ミステリー作家とは違う気がする。文章は丁寧だと思うけど、特別上手いわけでもない。センスが光り輝く、と感じたこともない。発想は少し幼稚で、文章はオヤジ臭い。でも、稚拙な感じを残しつつも、ロマンチックでありドラマチックな作品を書いている。
そういった意味でいえば、 『月の扉』 なんかが彼の代表作には相応しいと思うんだけど、あんまり人には薦めることができないのは困りもんである。好みがはっきり分かれると思うし。

さて、今日は先にも書いた通り石持浅海の話ではない。
『君の望む死に方』 というよりも、 『僕の望む死に方』 についてだ。

それをずばり一言で言い表すと、 「腹上死」 である。

……誤解しないでほしい。そして、呆れないでほしい。
この言葉の本来持つ意味やニュアンスだけではなくて、もっと広い意味で捉えてもらいたい。

もちろんその言葉の通りでも、じゅうぶん魅力的ではある。男子の本懐、とでも言おうか……
不名誉な死とか言われてるけど、名誉ある死だよ、と思ってしまうのは半分冗談であり、八割方本気である。

さてさて、それでは僕の望む 「腹上死」 とは一体何ぞや、という話に進めよう。
本来意味するところの、女性の腹の上で死ぬ、つまりは 「性交死」 は置いといて、僕にとっては、舞台の上で死ぬことも腹上死だと思う。戦場キャメラマン(敢えてここではキャメラマン)が流れ弾に当たって死ぬことも、作家が自分の書く虚構の世界と現実の世界との区別がつかなくなって発狂死することも、明日のジョーがリングの上で真っ白になることも、全部が全部、腹上死と呼べるんじゃないか。そのぐらいの広義な受け取り方をしてもらえれば話はわかりやすくなる。

多くの人はそれらを 「殉死」 と呼んだりするんだけど、それじゃあニュアンスが伝わりにくい。
「殉死」 は、響きが立派過ぎる。立派に生きる努力はするけど、立派に死ぬ必要はないと思う。

死ぬ時ぐらいは社会的価値基準から大きくはみ出したい。何かに溺れるように死にたい。実際に、溺死はいやだ。もっと漠然と、何かに飲み込まれるように息絶えたい。いや、むしろ肉体や意識が死んでからも、息を絶やさないような死に方がいい。

僕の求めている 「腹上死」 は、ひょっとすると 「胎内回帰」 に近い願望なのかもしれない。
腹の上で生まれて生きて、腹の上で死ぬ。とは、なんとも魅力的だと感じてしまう。

今日はここまで。続きはまた今度。……というほどの内容ではない気がするけれど。
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コメント
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毛皮のマリーに出るんだ!それしかない!
2008/10/01 03:13  | URL | 醍醐 #-[ 編集] |  ▲ top

-毛皮のマリーか……-
醍醐さん、コメントありがとうございます。

『毛皮のマリー』か……

魅力的な話ではあるけれど、僕にはまだ力不足だよ。

宗教を題材に台本を書くことをためらっているのと似たような理由で敬遠してるところがあります。

でも、ほんと魅力的な作品ですよ。心底そう思います。

『青森県のせむし男』なんかも魅かれるものがあるけど……
2008/10/03 04:16  | URL | 米山航平 #-[ 編集] |  ▲ top

-死とは、常に身近に在りながら、敬遠される…-
久々に更新されたので、コメントを残します。
俺も米山さんと同じで、「腹上死」を望んでいる人間なのかもしれません。
まぁ、確かに聞こえは決して良いモノではありませんがね(笑)
Wikiを見ると、不名誉な死みたいな書き方をされているのが気になりますが、仕方がないのかな…(汗)

どうせなら「自己満(足)死」という死の定義を増やしてほしいぐらいですが…。
というか、『本望死』の方が聞こえは良いかもしれない。

自分の信念を全うして死ねたら、それは『本望死』なのかもしれませんね。
2008/10/04 17:46  | URL | 未完成人 #-[ 編集] |  ▲ top

-腹上死推進委員会、設立!しましょう!!-
未完成人さん、お久しぶりです。

自らの信念を全うして死ぬことができる人間なんて、一体どれほどいるんでしょうね。
ましてや、信念を持ち続けて生きている人間はこの世に何人存在するんだろうか……

でも、信念よりも大切なものを抱いて生きている人も大勢いるんだろうなあとは思います。

順番はつけられないけれど、自分は少なくとも信念を全うして生き続けたい。でも、信念以外のものにも興味はある。と、あちこち寄り道ばかりして生きています。

こんなに余所見してたら、信念揺らいじゃいますよね(笑)
それでも、最近になって、僕の信念と寄り道と余所見は対等な関係にあるんじゃないかという結論に達しつつあります。

少し強引でしょ?

しかし、それはともかく、そのままの意味でも「腹上死」って魅力的だよなあと思う今日この頃です。
2008/10/11 03:11  | URL | 米山航平 #-[ 編集] |  ▲ top


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